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「止めたい時が伸びるとき」(老子の教えより)

2009.12.25

より良い人生を生きるコツは数々あるが、絶対知っていた方が良いのが、見えない世界から来る信号のキャッチの仕方なんだ。
「万物は有より生じ、有は無から生じる」という老子の有名な言葉は、この我々が生きるこの世の総てを言い尽している淒さがあるんだよ。
その意味は、毎日我々に起こる総てのもの事は、どこから来るのかといえば、それは「無の世界」見えない世界で起って、そしてこの世に来て、そして我々のところに来るということなのだ。その起点は総て見えない世界からなんだといっているんだよ。
したがって何が大切かといえば、この見えない世界で何が起ってそれがどの様に自分のところに来ようとしているのかをよく見ることなんだが、これが難しい。何しろ見えないんだからねぇ。
しかしそれを見るコツが一つだけある。それが「予感」というヤツさ。何か気になるということだよ。よくあるだろうが、それをそのままやりすごさないで、一つ一つはっきりとさせて行くことだ。よくよく考えてみる。自分のこの数日の言動を振り返ってみて、気になることがないかどうかだよ。きっとある筈だ。
そしたらそれをどうやれば解消するか。例えば友達や同僚を怒らせてしまっていると感じたら、メールか電話で一早く謝っておくことさ。
もう一つ、見えない世界からは、いつも信号が来るんだよ。例えば、何かを行っても、なかなか成果が出ない。
例えば英会話の習得さ。もう何日やっているんだろう。こんなにやっても、ウマくならない。これは止めにしようかな、とこんなふうに思うことがあるだろう。
その時だ。その止めようか、と思うこと自体が見えない世界からの信号なんだ。
どういう信号かといえば「やっと良い線まで来ました。この線を越えると身に付くよ」というサインなのだよ。そう思って、「しめた!!」と思うべきなのだ。そしてもう一週間続けてみる。
会社なども、もう止めようと思った時こそ、向上し飛躍する峠に来たことの信号なのだから、もう一ヵ月続けてみることだよ。したがって人生のコツは、この言葉を忘れないことだ。
「止めたい時が伸びるとき」
古典を通して考える【自由と資本主義】講座に参加して

2009.12.24

慶應丸の内シティキャンパスでは6回に渡って「論語」の講義を行ったが、その間に隣りの教室で行われていた菊澤研宗先生(慶應大学教授)の講座に参加して、「東洋思想から見る仕事観・労働観」というテーマでお話をした。
とても良い機会であったのは、もう一度原点に戻って企業倫理について考えることが出来たからである。その感想を一言でいえば「日本は淒い資産を持った国だ」ということをつくづく感じたものである。
儒家の思想の経済思想は、有名な管仲の政治にあり、「菅子」の冒頭を飾る名文「牧民第一」の「倉廩(りん)実つれば、則ち礼節を知り、衣食足れば、則ち栄辱を知る」に始まる。
孔子よりも200年近く前 BC730年頃の人である管仲にして、それから2500年後の渋沢栄一と同様に「経済と道徳の合一」を説いているのは驚きである。
更に原始仏教における在俗信者に対する教えに「財の尊重、業務に関する精励、穀物、財宝、栄誉、名声、安楽の集積」を命じているのも、いまさらながらに社会確立の基盤として経済及び経済活動の絶対的必要性を説いていること。
つまり儒・仏ともに経済重視がその根本に存在することの意味について、改めて考えさせられるものがあった。
大変興味深い探求の糸口を与えられたこの僥幸を活かして、今後も一層精進すべきと思った次第であります。
「生きているだけで100点」(老子の教えより)

2009.12.04

生きてるということが全ての原点だよ。
何故なら、生きてるだけで既に生まれて来た目的は達成されているんだ。まずここを思ってもらいたい。
しかし生きている、生きて行くということは実に難しいものなんだ。そんなに簡単なことじゃない。だからつい辛くなる。その時だ。何も無いけど、もの事はうまく進まないけど、しかし生きているんだ。それだけで充分じゃないか。他に何を望もうというのだ。こう思ってもらいたいんだよ。
おかしな事に人間は、生きている上にプラスしてもっと何かを得ようとする。もっと周囲から良く言ってもらおう。友達から認めてもらおう。仕事の業績をもっと上げたい、などなど、人間は欲があるから望むものだが、そうやって望めばのぞむほど苦しくなってしまう。最悪肝腎の生きてることすら嫌になってしまう。
苦労も「苦も楽のうち」と思えるうちはいいが、どんどん苦しくなってしまうと、追い詰められてしまうものだよ。
その時だよ。
「生きてるだけで100点」と3回大きな声で叫んでもらいたい。
生きていれば何んとかなる。生きているだけでよしだ。その上何を望もうというのか。
生きていれば、朝の美しい夜明けの空だって見ることが出来る。
生きていれば、きれいに咲いた空地のタンポポだって見ることが出来る。
生きていれば、またあの素晴しい笑顔に会うことだって出来る。
生きていれば、こんな美しい心があったのかと感動に涙することも出来る。
まず生きているだけでよし。その上何を望もうというのか。
大病し、事故に遭い、死に直面した者は、一応に実感するものだ。
愉快ばかりで生きられないのが人生だよ。そんな時是非叫んでくれよ。
「生きてるだけで100点」