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「真の教育改革とは」
2010.04.28江戸時代の教育と現代の教育、特に幼年教育を比較すると、現代の教育が如何に人間教育の本質から外れているかが良く解ります。対比してみましょう。 ■幼年教育とは何か <現代> やさしい事から教える、その年代で必要な知識を <江戸> 基本をしっかり学ぶ、身に付くのに長時間かかる事を ■こども <現代> こどもはよりこどもらしく <江戸> こどもはより人間らいしく ■学ぶ目的 <現代> より良い進学の為の学力づくり <江戸> より良い人生の為の基礎づくり ■教育とは <現代> 試験に対する教育 <江戸> 人間に対する教育 ■教育姿勢 <現代> 教える教育、教師主体、教師の精神的重圧 <江戸> 学ぶ教育、生徒主体、生徒の天性天分の発揮 ■結果 <現代> 試験には強いが人間としての基本は出来ていない。時には試験の不合格は人間であることまで否定。 <江戸> 試験には弱いが人間としての基本は出来ている。 つまり江戸の教育は、良識と判断力、自制心と自律、自立を持った社会人の育成を主眼として、それはそんなに簡単なことではなく、幼い頃から長期間かけて行うべきだから、「鉄は熱いうちにうて」で、幼いうちに素地をかためておかなくてはならないということで行われました。 明治以降の近代教育は、まず「旧いことは全て誤りや未熟である」、あるいは「西洋こそが一流」として、江戸の教育を全面否定しました。明治の国家スローガンは「富国強兵」です。これを短時間で成し遂げる為には、何としても一定の技術と能力を持った技術者を多量に必要としました。 教育に要求されることも、こうした人間の即席養成です。だから時間のかかる「人格教育」はまず二の次とし、「技能教育」に徹底し、「立派な人格者の育成」ではなく「すぐ使える技能者の育成」を第一義としました。 その結果我が国は、何と維新から36年で大国清国に勝ち、46年で西洋列強の一国ロシアにも勝利して、世界の大国の仲間入りを果たすという偉業を成し遂げました。このこと自体は称賛してしかるべきことです。 しかしこの両者ともに「僥倖にも」と但し書きを付け、危うく何とか勝ったというべき勝利です。 この事は当時の文献を読めば明らかです。 本来は、一応勝ったのですから、ここで一段落して、根本を考え、戻すべきでした。 つまり「人格教育」へ戻すべきでした。 しかし、ここが日本人の最大の欠点、よくよく心しなければなりませんが、勝ったことをいい事に、傲慢になってしまった。 だから何の根本的反省、修正もなく、そのままにしてしまったのです。 恐ろしいことです。 戦後も全く同じで、敗戦の根本的な原因究明もなく、戦後の復興が旨く行き、経済大国になり、豊かな生活になってしまったらそれでいいとしてしまったのです。 「明治のつけ」と「戦後のつけ」が一挙に突き付けられているのが現在の国家の体たらくの最大の原因です。 したがって結論、 一刻も早く「人格形成教育」に戻すこと。 それは 一、規範形成教育 二、人間の基本形成教育 から成るべきです。 この拙論に賛同下さる方は是非返信を下さいませんか。 E-mail tao@image-plan.net 最早一刻の猶予もありません。 一日過ぎれば一日の誤りとなります。 何としても皆様と、キャッチフレーズばかりの、格好ばかりの教育改革でなく、地に足の着いた確かな成果を得つつ行う活動をしっかりと展開したいのです。 「日本の教育を抜本的に革新する会(「日本教育抜本革新会」)を皆様と共に立ち上げて、何としてもこの国の根本を正そうではありませんか。 『論語の一言』を語る
2010.04.16![]() 小生の念願は、こうした古典の知恵と現代の事象とをぶつけ合わせて、そこに現代の抱える課題解決の糸口を見出すことにあります。 そうした集大成として平成十年に「タオ・マネジメント(老荘思想的経営論)」を日本と米国で発表致しました。 その後いよいよ現代人の心の問題をテーマとすることとなり、様々な活動を行って参りましたが、今回、現代人の抱える悩みを論語によって答えるという試みを行い、これを「論語の一言」なる拙論にまとめました。 今後も古典の古典たる由縁は、常に現代社会に真新しくも新鮮な解答を提供することにあるとの思いをつき詰めて参る所存でございます。 一人でも多くの方にお読み戴き、ご賛同賜わればこれに優る幸せはございません。 何卒宜しくお願い申し上げます。 4月19日発売 『論語の一言』 田口佳史著
2010.03.25★4月19日発売★『論語の一言』 田口佳史著 光文社 1,680円 慶應丸の内シティキャンパスで行われた連続講義 「田口佳史さんに問う【論語に学ぶ人間力】」を基本に、現代日本人が かかえる様々な問題に論語の知恵を駆使して答えているものです。 これまでにない論語の深味を味わって下さい。 周りの方々にも是非このペーパーをお渡し下されば幸いです。 −目次− 第1章 学ぶということの本質 第2章 欲望にどう向き合うか 第3章 競争社会をどう生きるか 第4章 「義」とリーダーシップ 第5章 迷ったときに読む『論語』 第6章 人生における「成功」とは何か ※この本に関する問合せ先 (株)イメージプラン TEL03-5494-5320 |